本学大学院生が第54回日本緑化工学会大会において 優秀ポスター発表賞(論文部門)を受賞

受賞報告

9月20日(水)~22日(金)に新潟市で開催された第54回日本緑化工学会大会において、本学大学院生の鍜冶元雅史さん(博士前期課程 工学専攻 社会環境工学プログラム2年、主指導教員:中村大教授)が、優秀ポスター発表賞(論文部門)を受賞しました。

 日本緑化工学会では若手研究者および若手技術者を奨励するため、若手会員を筆頭者とするポスター発表を対象として、日本緑化工学会大会に相応しい優れたポスターを、論文部門、技術報告部門、研究交流発表部門のそれぞれから選出し、表彰しています。鍜冶元さんは発表と質疑応答が高く評価され、今回の受賞となりました。

 なお、本研究は本学地域と歩む防災研究センター(SAFER)で取り組んでいる積雪寒冷環境における地盤防災・減災技術の研究・開発に関するもので、発表した論文は令和4年に経営統合した帯広畜産大学の教員と本学教員とで実施している共同研究の成果をまとめたものです。

受賞題目:「凍結融解履歴が植生工の侵食防止効果に与える影響を定量的に評価するための研究手法の検討」

受 賞 者:鍜冶元雅史・中村 大・渡部 樹・川口貴之・川尻峻三・宗岡寿美

研究概要

 本研究では、凍結融解履歴が植生工の侵食防止効果に与える影響を評価するための研究手法について検討した。具体的には、ケンタッキーブルーグラス(Poa pratensis L.)を生育させた供試体を作製し、これに凍結融解履歴を与えた上で侵食試験を実施している。侵食試験には、既往研究で開発された侵食試験装置と侵食試験方法を採用した。また、凍結融解履歴は供試体表面に冷却盤を設置し、これを低温恒温水槽で制御することで与えた。試験の結果から、本研究で用いた研究手法で、凍結融解履歴による植生供試体の侵食抵抗の低下を定量的に評価できることが確認できた。

「凍結融解履歴が植生工の侵食防止効果に与える影響を定量的に評価するための研究手法の検討」と題してポスター発表 
                    修士2年 鍜冶元 雅史 君
「クサヨシを利用した植生工の地盤補強効果に関する基礎的研究」と題してポスター発表 
               修士2年 宇高 優介 君
第54回日本緑化工学会大会の会場である朱鷺メッセでポスター発表に参加

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